送迎バスは桃園空港を出るとすぐに高速道路に乗る。広々とした空に原爆のきのこ雲を思わせる積乱雲が立ち上っていて、その異様な雰囲気に思わず写真を撮る。
桃園から台北市へ掛けては、三年前に来た時には一部、高速道路は無い訳ではなかったが、２０１３年のこの時には完全に出来上っていて、台北市まではずっと高速に乗ったままで行く。途中、前回来た時にも見た山腹にある屋上に像が飾られている観光ホテルのようなものを通り過ぎていく。この辺りも前回は一般道路で、工事中の場所が続いていた辺りだ。
いよいよ大きな河を超えて、台北市の外環道路、所謂リングへ入ったと思ったが、なかなか市内へ降りてゆかない。そうこうするうちに見覚えのある大きなホテルの建物が見えてきた。台北市から士林夜市へ行く際に見掛けた覚えがあり、バスは台北市を通り過ぎて北側へ向かっている。それで、やっとホテルへ着く前にタイアップの観光土産店へ寄るのだと言う事を思い出した。
