昨年末の京都旅行の続き。カトリック河原町教会で与かったクリスマスミサだが、始まる前に渡された英文の小冊子はミサの式次第かと思ったが、よく見たらミサの中で歌われる聖歌の歌詞だった。日本でもお馴染みの来たれ友よ(O come, all ye faithful)やもろびとこぞりて(Joy to the world)などもあったのだが、全く知らない歌もあった。それが(Mary, did you know)だった。「マリア様、あなたはご存じだったのですか」というような意味なのだろう。憂いを帯びた物悲し気なメロディで、何度も繰り返されるMary did you knowのリフレインがゴスペルらしさを醸し出していた。
左側の最前列に合唱団らしき一団が居て、指揮をしているのは灰色の修道服を着たシスターで、その前にギターが一人、フルートが一人で伴奏をしている。さながら、天使にラブソングをの世界だ。