昨日も一万歩は達成し、佐志生(さしう)から幸崎(こうざき)を過ぎて、坂ノ市まで到達した。
パリのノートルダム大聖堂は四度パリを訪れるなかで、毎回必ず訪問している。それだけ思い入れのある場所だ。中でも行きたい場所は鐘楼のある高層部へ昇ることだ。しかし、初めて訪れた1982年にはそれが叶わなかった。このノートルダム聖堂を最初に訪れたのはバスで巡る午後からの市内観光の前の午前中半日だけの自由行動時間にだった。その為、時間に限りがあったのだ。サンジェルマンデプレ教会から初めてノートルダム大聖堂に辿り着いたのはもう12時近かった。1時にはバス乗り場に集合だったので、途中で諦めざるを得なかった。それでも身廊内を高層階に登る入口を探して巡っているうちに、大きな柱の脇に下へ降りる階段を見つけたのだった。それまで大聖堂に地下があるなどとは思っても観なかった。螺旋階段をぐるぐる廻って降りてゆくと最後は地下の小聖堂に出たのだった。
後日、大聖堂には地下が作られることが多いことを知った。今日の画像は大聖堂の構造を断面図で描き表した絵で、この絵から大聖堂には地下室が作られることが多いというのを知ったのだ。絵は「輪切り図鑑クロスセクション」という題の外国人の筆による図鑑で、翻訳されたものだ。訳者は私の大学生、工学部時代の恩師である。