norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

旧岩崎邸とミルンの赤い家の秘密

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 佐賀を出て、鍋島、久保田と過ぎ、牛津ということまできた。

 

この辺りは有明海に近い。有明海というと不知火というのを思い出す。確かここで見られたのだったと思う。最近、不知火という言葉を聞くことが無い。自然現象なので、環境の変化とかがあって、最早見られなくなってしまったのだろうか。小学生の頃読んでいた少年漫画誌などによく出ていたような気がする。

 

 特に話題もないので、昨日の続きで好きな洋館を紹介する。今回のは辰野金吾の師であるジョサイア・コンドルの作品。旧岩崎邸である。不忍池の傍に建っている。

 私がずっと愛読書にしてきた推理小説にA・A・ミルンという人の「赤い家の秘密」というのがある。大人向けバージョンもあるのだが、小学生の頃、推理小説を読みだしてすぐに見つけた児童文学バージョンがあってこれが愛読書だった。

 旧岩崎邸を建てたジョサイア・コンドルはきっとミルンの赤い家の秘密を読んでいたに違いないと思う。話の中に赤い家の屋敷の中の書斎から外のクリケット場に付属する道具小屋へ抜けられる秘密の地下道が出てくる。岩崎邸にも母屋から地下道を通って少し離れたビリヤード室へ抜けられる抜け道があるのだ。赤い家の秘密の中では抜け道には繋がっていないがビリヤード室も出てくる。ビリヤード室、地下の抜け道、何ともワクワクする舞台仕立てだ。

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