norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

京都バス、市バス

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 今日はちょっと趣向を変えて、京都のバスを紹介したい。

 

 この半年の間に3度も京都へ赴く機会があって、京都のバスにすっかり馴染んでしまった。私は移動手段として元来バスはあまり好きでない。一番好きなのは自転車。それが叶わなければ地下鉄を含む電車。バスはそれしか交通手段が無い時ぐらいしか使わない。

 

 一度目の京都旅行の時に、レンタサイクルを使ってみた。しかし、京都に限ってこれはあまり得策ではない。主要な観光名所や繁華街では自転車を停める場所があまり無いのだ。観光客があまりに多く集中するので、駐輪場を確保するのが難しいのだろう。西本願寺の広大な敷地を自転車を停める場所を探す為にほぼ一周してしまった。三条から四条の間あたりでは、自転車に乗ることすら叶わない。勿論、停められる場所は殆どない。

 

 二度目の京都旅行の時に、なるべく電車を使おうとした。JR、地下鉄東西線烏丸線京阪電車嵐電、叡山鉄道等、挙げれば意外と多いような気がするが、京都全体を網羅してはいない。仁和寺金閣寺へ行くのにかなり大回りをしなければならない。乗り換えも多い。京都では電車はそんなに便利な乗り物ではないことが判ってしまった。

 

 バスが嫌いなのは、まず渋滞などで到着時間が読めないこと。知らない土地では何番線に乗って何処で降りればいいか判り難いこと。いちいちお釣りが要らないように小銭を用意しなければならないことなどだ。

 

 しかし、二度目の京都旅行の終わり頃にはすっかり京都のバスに嵌っていた。京都のバスはびっくりするほど路線が多い。とても覚えきれるものではない。しかし、案内所でバスの案内マップを貰えばいいだけのことだった。出発地点から行きたい場所まで何番と何番が使えて何処を通って何処で降りればいいのか一目瞭然だ。その案内マップで一日乗車券カードの存在を知る。市内だと一回の均一料金が230円だが、500円だして一日乗車券カードを買えば、何度も乗り放題だ。しかも小銭を心配する必要がない。大体、駅からホテルのある場所まで行って、そこから所望の場所まで赴き、そして戻ってくる。これで3度乗る事になりすでに元は取れている。市内で2箇所廻るだけで確実に元が取れるのだ。混んだ中でもカードを翳すだけなのできわめてスムーズに乗降出来る。

 

 注意しなくてはならないのは、観光地なので時間と場所によって人が集中することだ。生活移動手段でもあるので、通勤、通学時間帯も非常に混む。しかし集中する場所と時間を避けさえすれば実に快適に移動が出来る。有名観光地のひとつ手前のバス停から乗るというのもコツだ。

 

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 京都のバスで面白く感心したのはバス停の表示器だ。一つのバス停で大抵4~5路線のバスが来る。その路線毎にバスが近づいてくるとその旨の表示が出るのだ。三つぐらい前の停留所にバスが到着すると、その表示が出始め、隣のバス停を出発すると、もうすぐ来ますと出る。黒っぽい表示器に黄色の丸印でひょうきんな表示が出るのですぐに判る。どうもバス停とバスとで交信しているらしく、バス停の表示器のてっぺんにアンテナが立っていた。京都以外ではこんなシステムは見たことが無い。他にもあるのかもしれないが非常にユニークな表示システムだ。

 

 注意しなければならないのは、バス停は交差点を少し越えた場所にあるということ。交差点手前で乗降の為の停車をすると、スムーズな信号通過の妨げとなるからだろう。信号が青の場合はまず交差点を渡ってしまってから停車するという仕組みなのだ。判ってしまえば、バス停を捜すのに苦労しない。京都のバス、おそるべしっ・・・。