木曽奈良井・犬山の旅の最後に向かったのは明治村だった。その存在を私は知らなかったのだが、妻が一度訪れたことがあったらしく、是非観に行こうということになったのだ。
とても広大な敷地の中に、次から次へと夢のような建物が置かれているのだが、中でも印象に残ったのは、呉服座という昔ながらの木造の演芸場と、フランクロイドライトが建てたという帝国ホテルを移築したものだ。演芸場の方は内部の撮影も試みたのだが、ちょっと暗くてぶれてしまって上手く撮れなかった。桟敷と花道、飾り雪洞が独特の雰囲気を醸していた。
帝国ホテルの方は、建築の写真集などでは観たことがあったが、本物を観るのは初めてのことだった。この時は改修中か何かで中には入れなかったのがとても残念だった。
明治村を見た後、東名高速を一路ひた走って帰路につくことになる。