norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

長万部のかにめし弁当

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 前にも書いたのだが、大学に入学する前の予備校生時代に同じ教会で北海道出身の女の子と知り合う。その時、我が街に出来たばかりの短期大学の音大に単身でやってきていたので、学年的には同じだったのかもしれない。大学二年に上る際には向こうは短大なのでもう卒業だった。北海道に帰るのに引越をもう一人の男性友人と手伝いに行ったので仲良くなったが、それが別れでもあった。その子の実家が長万部にあった。その子と知り合わなければ長万部を「おしゃまんべ」と読むことも知らなかっただろう。

 函館に着いた時に電話してみて、長万部の実家に泊めて貰えることになった。元々母娘二人の家族で、その時は既に道西の片田舎の中学校に赴任していたので、長万部の実家は母上一人で暮らしていたようだ。

 長万部の駅に着いてまず名物の駅弁かにめしで腹ごしらえをする。びっくりするぐらいの美味しさで、その後、駅弁の中でも有数の名物であることを知る。それからその友人の実家へ向かったようだ。迎えに来て貰ったのか、だいたいの住所を訊いて自分で行ったのかも最早憶えていない。海沿い、線路沿いに暫く歩いていって海に面しているそのお宅を見つけたのだった。とにかくお金が無い旅行だったので、一泊でも宿代が浮くのはとても助かったのだった。