norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

青森までの夜行列車

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 大学生の頃の列車旅行と言えば、宿泊代、食事代を少しでもケチる為に、夜行列車で出発するのが常で、この時のゆうづる3号も夜の9時過ぎに上野を出発するので自宅で夕飯を食べてから出発している。更には次の日の朝食用のお握りまで作って貰って持参している。

 夜9時頃乗り込んだゆうづる3号の指定された席は四人掛けのボックス席で、生憎私の分も含めた四人分の席は全て埋まっていた。しかも私のすぐ隣は、私よりは年上風だったがまだ若い女性の一人旅だった。ただでさえ座ったまま眠るのは得意ではないのに、隣が女性では気になってなかなか寝付くことも出来ないでいた。

 上野を出た時はほぼ満席状態だったが、途中の駅でぽつぽつ降りて行く人が出てきて席が空き始める。すると前の席に居た男性がボックス毎空いた席に移っていった。私も真似をしてボックス毎空いている席を捜して移ることにした。すると、さっきまで前の席に居た男性がボックス席の椅子を倒して平らな床にしてそこに横になったのだ。早速私も真似をして椅子を平らにしてやっとの事眠ることが出来るようになった。

 車内放送は車掌が何時の間にか東北の人に交替したらしく、「ゆうづる」を東北弁訛りで「ゆうじゅる」と放送しているのを可笑しく思いながら眠りについたのだった。

 今日の画像はネット上から借用したもので、ゆうづると同じ座席だったかどうかは分からない。今みても、どうやってこんな座席をフルフラットシートにしたのかも思い出せない。ネット上を捜して観ても、そういう事が嘗て出来たという記事は探し出せなかった。しかし夢、幻ではなくその時、確かにそういう事が出来たのだ。