norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

日明(ひあがり)の叔母の家

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 祖母の家を訪問した後、九州最後の一泊をする為に向かったのは小倉にあった父の兄弟のうち長女だった伯母の家だ。幼少の頃、正月というと親戚の家に年始に行くという事が多かった。父から見て妹ではあったが、長女の叔母は小倉に棲んでいた。肉屋を経営していて、父の兄弟の中では一番羽振りが良かったように思う。子供の頃、親戚廻りをしていて、お年玉が一番多く貰えたのがこの家だった。

 ちなみにこの頃、親戚は棲んでいる地名で呼ぶという風習があって、小倉の家は日明(ひあがり)という場所にあったので、日明の叔母と呼ばれていた。日明(ひあがり)という地名は難読と呼ばれる地名の一つだそうだ。大学生の時訪れた際には既に引っ越していて肉屋も営んでいなかったように思う。ちなみに父の兄弟の次女(秋吉台までドライブに連れていってくれた従兄弟が居た)の家は若松の叔母と呼ばれていた。祖母の家は祇園町の家と言っていたし、親戚ではないが仲人だったZ家は大里のおじさんと言っていた。父と長男の伯父は我が家と続き長屋に住んでいたが周りから何と呼ばれていたのかは知らない。町名は小山田から槻田(つきた)に変わったので、おそらく小山田の長兄、小山田の次男ぐらいの言い方だったのではと思われる。

 九州最後の夜にこの日明の家(実際には既に日明ではなかったが)に泊らせて貰って翌朝、その家の娘さんに小倉駅まで車で送って貰い、伯母から新幹線の切符を買って貰って関東へ向けて帰ったのだった。その当時は東京から小倉か博多まで新幹線が延びていたが、学生身分で自腹で新幹線に乗れる時代ではなかったのだった。