norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

謎の陸橋

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 大学一年の初めてのサークル合宿では、もうひとつ奇妙な思い出がある。それはサークルそのものの思い出ではなく、バスで都心を出る時の風景だ。

 場所は何処か分からないのだが、東京の都心から地方へ向けてバスで出る際に、何処かで上下にも左右にも緩いカーブを描いた陸橋を渡る景色だ。その当時は周りにあまり高いビルは多くはなかったように思う。

 その景色を観ると、ああやっと都心を出るのだとか、ああ、都心に戻ってきたのだという感慨がデジャブのように蘇るのだ。

 おそらく小学生の頃から何度かそういう経験があり、そこに辿り着く度にそう感じてきたのだろう。そしてその感慨は大学一年のサークル合宿を最後に観ることはなくなったように思う。首都高が完成したか何かで景色が一変してしまったのだろう。

 その場所が何処だったのか推理してみた事がある。大きく弧を描いていた陸橋なので河を渡る橋とは思われず、おそらくは鉄道を道路が渡っていたのだろう。踏切ではなかったので、かなり多くの線路が密集している場所で、東北や信州へ向かう際に必ず通る幹線道路の途中なのだろう。

 そういうヒントから今の大きな陸橋を捜していくと、池袋付近にある川越街道の六又陸橋、17号線が越える板橋中央陸橋がある。六又陸橋のほうは山手線だけでなく埼京線も越えており、板橋中央陸橋のほうは山手線ではなく、埼京線だけを越えている。この二つが限りなく怪しいのだが、今となっては風景は一転してしまっていて、確かめることすら出来ない。

 今日の画像は現在の六又陸橋の景色だ。