中正記念堂の前の店に入って、私は直ぐに隣のコンビニに麦酒を買いに行っている間に妻と娘で最初の注文をしていたようだ。
まず目についた魚のすり身を使っているらしい肉団子汁、空芯菜の炒め物、揚げ茄の炒め物、日本風の冷奴に似た物、黒卵などを採る。
次にはこの店の名物らしい揚げ豆腐のようなものと、白菜の漬物を頼む。
最後に他のどの客も頼んでいる店の名前にもなっている何とか瓜乾麺を頼んでみる。ちょっともちっとして焼うどんみたいな食感だが、意外に旨い。何かとても懐かしいような気がする味だった。
店に入った時には他には数人の客しか居なかったのに、我々が最後の注文をした頃にはもう空席がないほど混んでいた。
この店の名前の6文字目の漢字だが、昔の日記をみたら倭という字を使っていた。中国語の省略形である日本語の漢字が倭なのかと思ってネットで調べてみたが、どうもやはり違う字のようだ。勿論昨日書いた優という字でもない。
そう言えばつい先日ティン・タイ・フォンを鼎泰堂と書いていたが、鼎泰豊の間違いだった。中国の漢字はパッと見では違う字に見えることがよくある様だ。