ガイドブックに載っていた中正記念堂の前にある店に辿り着いてみると、そんなに大きな店ではない。街の定食屋さんといった風情。しかし店の前の看板やガラス窓の書かれたメニューは読めないものが大半だが、何やら美味しそうなものに溢れていそう。なによりもエアコンがギンギンに効いているのが炎天下をずっと歩いてきた我々には良くて即、決定して入ることにする。
店の名前は、小南門福州優瓜乾麺。6文字目は当て字でウィンドウズのIMEパッドを使っても出て来ない字だった。タイトルにはネットで検索した文字でちゃんとした字をコピペした。小南門は中正記念堂の南側の門の事だろう。福州は店の経営者の出身地らしい。優瓜に似た字はネットの記事によると「おバカな」という意味だそうだ。この店のタイトルの有名メニューは白いただの麺だという事を意味しているらしく、味はテーブルに並ぶ様々な香辛料などで自分で付けるらしい。
この店もご多聞にもれず、酒類は置いてなくて、近くのコンビニで自分で缶ビールなどを調達してくることになる。
店の壁には会社の食堂みたいな感じで棚に幾つも料理が並べてあり、そこから自分が好きなものを採って来るというシステムになっていた。