ホテルに着いてサンダル、短パンに着替えると早速胡椒餅を食べに行こうということになる。三年前に来た時の店は頭にしっかり入っているつもりだったが、すぐには見つからなかった。碁盤の目になっている台北の市街のひとつ奥に入った通りは、結構皆よく似ていて紛らわしいのだった。
それでも福州世祖という名の店はちょっと行き来しているうちに見つかった。二個注文して三人で分けて食べる。焼き立てで皮がぱりっとしていて、中身は濃厚。肉まんと餃子の中間のような感じだ。
日本のコンビニで売りだせば絶対大ヒット間違いなしと思うのだが、何故か日本では中華料理、台湾料理の店でもまず見掛けない。惜しい事だ。