空港内のタイ料理レストランで夜食を只で採った後、その店に付随していた食料品売り場でインド料理っぽい紙パックの食材を見つける。何だかよく判らないが美味しそうだったので買ってみる。
やがて我々が乗るらしい飛行機が到着したのがラウンジから見えた。満杯の人を乗せていた。そろそろ搭乗案内が始まりそうなのでトイレでＴシャツ、短パン、サンダルから日本から来た時の冬服に着替える。
早目に持込品検査の列に並んでその事件は起きた。私が持っていた機内持ち込みバッグを通した時に止められたのだ。中身を見せろと係官が言う。不審に思いながらひとつひとつ中身を出していくと、どうも引っ掛かったのはお土産品の中にあった、さっき買ったばかりの紙パックの食材だったらしい。中身は何だというので、さっき空港内で買った食材だと告げる。さんざんその紙パックをじっくり見ていたが、やがてОＫということになる。
その食材は後でビリヤーニというカレー風味の炒飯のような料理の香辛料だったことが判る。その時はまだビリヤーニという料理を知らなかったのだ。もしかしたらだが、空港の係官は麻薬密売調査などの関連で鎌をかけたのではないかと思った。どう見ても空港内で買った食材にしか見えない筈なのにＸ線探査機でそれをみつけて怪しいと思ったとは思えないのだ。
今日の画像は日本に帰ってから具材を揃えてビリヤーニ作りを始める直前の画像だ。
次のは出来上り。この時以来、やみつきになって代々木のタイフェスやナマステインディアなどで、しょっちゅう買っては食している。
