norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ナビゲーション モニタ

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 エアバスA380の中央付近の席に着くと、まず各座席についているリモコン付きの個人用モニタをチェックする。1999年に初めてシンガポール航空を使った時より更に進化していた。フライトナビゲーターが付いていて、地図の上に飛行機のマークが出て、自分達が今どちらを向いてどの辺りを飛んでいるのかモニター出来るシステムになっている。

 定刻11時半に機体は動き始める。動き始めてすぐに画面をナビゲーターに切替える。タキシーイングから滑走路に入る時に、機体が南向きでスタートすることを知る。娘に窓に差す陽の向きで、機体がどちらを向いているのか判るのだと教えてやるが、何を言っているのかという顔をしている。

 離陸の際に何時もやっている事だが、エンジンが全開になってからタイヤが地面を離れるまでの時間を計測する。早いと27秒ぐらいで離陸するのだが、1分経ってもまだ離陸していなかった。エアバスA380は機体が重いせいだろう。やっとのことで離陸したが、巡航に入るまでに何度かエアポケットを感じた。娘も不安に思ったらしく、このパイロットは下手だねと言っていた。しかし、それは風下に向けて離陸したせいだろうと思っていた。普通、飛行機はより大きな揚力を得る為に風上に向けて離陸するものだが、この時は逆だった。そしてそれはおそらく南へ向かうことで、少しでも福島上空に近づかない為なのだろうと密かに思っていた。私自身、飛びあがるのなら南向きに上って欲しいと思いながらナビゲーション画面をずっと観ていたのだ。

一旦ナビゲータを閉じて、音楽プログラムの中からデイブ・ブルーベック・カルテットのアルバムを選んでテイク・ファイブやトルコ風ロンドなどをイアホンで聞きながら画面はずっとナビゲーションをチェックしていた。

 今日の内容は以前にも書いたことがあるが、話しの流れから再度記載してしまった。