２０００年前後の頃は日本の企業が競って中国進出を目指していた時期だったように思う。いわゆるバスに乗り遅れるなっていうやつだ。
２００２年に仕事が大きく変わって、エンジン関連の電子制御分野からシャシー関連の電子制御分野へと移った。その直後に前述のパリ・南仏旅行を敢行したのだが、帰ってきてすぐに中国への出張が巡ってくる。二泊三日の短い物で、そもそも私が行く予定にはなっていなかったものだ。
直前になって本来行く筈だった者（私の後輩にあたるのだが）の業務にトラブルが出て、その対応をしなければならなくなり、急遽私のところに代行の話が舞い込んできたのだ。私に話が来たのは単に英語が得意だったというだけの理由だ。業務内容など移ってきたばかりだったし、直接担当している業務でもなかったので、俄か勉強でのプレゼを行うことになってしまった。その時の７年前ぐらいまではシャシー系の電子制御は３年半ほど担当していたことがあったので、多少の土地勘はあったのが幸いした。
