norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ノートルダム・ド・ラ・ガール大聖堂 2

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 ノートルダム・ド・ラ・ガール大聖堂には幾つもの聖像や、宗教画などが飾られている他、海の街マルセイユらしく、船に関連するものが幾つも観られた。今日の冒頭の画像もそうで、宗教画のイコンのような壁画の真ん中に描かれているのは帆船だ。この港から船出していく漁師や家族が航海の無事を願って聖母マリアに捧げたというような趣旨のものなのだろう。聖堂内には昔の帆船の模型まで飾られていた。

 涼しい堂内を出ると日差しが眩しい。海のすぐ向こうに見えるのはシャトー・ディフという島だ。監獄として使われていて、アレクサンドル・デュマの岩窟王という小説の舞台としても有名だ。私が少年の時に読んだタイトルは岩窟王ではなく、モンテ・クリスト伯という題名になっていた。イフ島(ディフはイフに定冠詞ドゥがついて変化したもの)へは5分ほどのフェリーで行けるのだが、この時は時間がもったいないと諦めることにした。

 

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