チャーターしたハイヤーでまず向かったのは、この南仏旅行の最大の目的地のひとつ、ポン・デュ・ガールだ。ポンは橋、ガールはこの橋がある地名、ガール県の事。ガールの(にある)橋ということになる。ポン・デュ・ガールの存在を知ったのは小学校高学年か中学の時。社会科の教科書で、ローマ人が作った建造物として初めて写真を目にしたのだったと思う。怖ろしく大きな橋で、その大きさは行って自分で下から見上げてみないと実感出来ないだろう。昔は橋の上を歩く事が出来たそうで、橋の上を歩いている人の写真も残っているが、墜ちて死んだ人も多く出たらしく、我々が訪れた時でも既に橋の上は立ち入り禁止で歩くことは出来なくなっていた。
とても暑い日で、橋の下流にあたるガルドン河では多くの人が水浴びで涼をとっていた。金髪のフランスギャルがブラジャーとミニスカートだけで水浴びをしていて、ちょっとどきっとしてしまった。