norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

憧れのエールフランス 5

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 エールフランスに期待したものの一つにケータリングサービスがある。テロ事件の影響で本来上品なデザインのスチール製カトラリーだった筈が無粋なプラスチック製になっていたことは既に書いたが、飛行機業界もサービスの質を競っていた時代から価格競争の為のコストダウンを競い合う時代に変ってきていて、決して貧しいとは言えないが、感激するほどの満足には程遠かったと当時の日記には記されている。ただ、さすがと思わせるのはワインの質だったとも書かれていた。

 成田―パリ間では最初にディナーが出て、到着前に軽食となっていたようだ。最初の食事の前の飲み物サービスでカートに目敏くシャンパンの壜を見つけたので躊躇わずに妻とシャンパンを頼む。シャンパンの栓も飛行機用のネジ式キャップであるにも関わらず、コルクの形を模していて、見掛けにも気を使っているようだった。味も辛めのすっきりしたものだった。料理には赤ワインを合わせ、食後はギャレーに行ってコニャックを頼んでいる。

 料理はビーフにラタトゥイユが付いたものを選んでいる。ラタトゥイユは南仏の有名な家庭料理である。チーズもカマンベールとクリームチーズの2種類が供されていた。息子はメニューに茶蕎麦があって期待していたようだが、それは日本へ向かう帰りの便のみのサービスだと後で分かってがっかりしていたようだ。今日の画像は機内誌に挟まれていたメニューで朝食用のもののようだ。

 

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