バンコクはチャアムビーチへ行くまでの繋ぎでしかなく、着いた日の夕食、チャアムへ出発する前の朝食、そして最終日、チャアムから戻ってきての昼食の三回だけの食事だった。最初の夕食はホテルへ到着したのがもう暗くなってからだったので、外に出る気もせず、ホテル内の中国料理店へ入ることにした。当時の日記によると北京ダックとかフカヒレスープとかを頼んだようなのだが、印象に残っているのは海鮮焼蕎麦だった。タイではどんな料理でも唐辛子の入ったお酢の小皿が付いてくる。これがタイ料理らしさを醸し出すのだ。
朝食にはパクチーなどをトッピングするお粥がタイっぽかった。