今でこそタイ料理は日本のどこでも食べることが出来るようになったが、24年前に初めてプーケットへ行った頃は日本でタイ料理を食べるなどと言う事はほぼ無かったと思う。従って初めて本格的なタイ料理を体験したのだった。
何より驚いたのはタイカレーがそれまで経験していた本格的なインドカレーとは全く違うものだった事だ。汁は粘り気のないトロッとしたもので、パクチー、レモングラス、コブミカンなどの植物系の香りが高かった。赤や青の唐辛子がそのまま入っていて、辛さもその量で調節できるようだった。一番美味しいと思ったのはプール前のメインダイニングであるアンダマンカフェでバナナの葉の上で供してくれるシーフードの三色カレーだった。グリーンカレーとイエローカレーとレッドカレーの微妙に香りと辛さの異なる三種のカレーに盛合せが付いたもので、具も海老や貝類、魚などが使われていてバリエーション豊富なカレーだった。今日の画像はイメージで、タイ航空の機内誌から採ったもの。