norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ガルーダ・インドネシア航空

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 バリに向けて旅立ったのは1990年の夏だった。子供を連れての初めての海外家族旅行だったが、娘はまだ4歳になったばかりだった。使ったのはインドネシア国営のガルーダインドネシア航空だ。この当時はバリ島のデンパサール空港へ行くのに、首都のジャカルタを経由していたが、後に観光優先になり、成田からデンパサールに直行し、その後ジャカルタへ向かうというルートに変更されることになる。

 後になって知るのだが、ガルーダインドネシア航空は世界一航空事故が多い飛行機会社だったようだ。あまりに事故が多いので2000年以降の一定期間EUへの乗り入れが禁止されていたほどだ。1996年に出張で福岡空港に出掛けた際に、その直前に離陸時にオーバーランして炎上した機体がまだ滑走路の奥に残骸として残っているのを目撃したこともある。

 当時の日記をみると、乗り込んだ機体はボーイング747だったが、かなり古い機体だった。荷物用ラックのラッチがバカになっていて、ちゃんと締まらない。肘掛けのカバーも取れ掛かっているし、持上げると椅子まで一緒に後ろに倒れていってしまう。個人用のライトも点いたり点かなかったりするし、イアホンも時々音が途切れる上に音質は最悪だった。そんな機体だったが、久々の海外旅行で気分は上々だった。娘も初めての飛行機に興奮してあちこちいじりまくっていた。