1986年に米国出張、1988年に欧州出張をした後、暫く海外から遠ざかることになる。仕事が変り、家庭でも最初の子供の子育てがあってそういうチャンスを作れなかったのだろう。
次に海外旅行をすることになったのは1990年のことだった。子供が4歳間近になり、子供を伴っての家族旅行をしようと考えたのだ。
その当時、一番行きたかった場所はタヒチだった。フランス語圏だという事が一番大きな理由だったかもしれない。しかしタヒチ旅行は非常に高額だった。それで次点として選んだのはニューカレドニアだ。旅行会社にあたって、休めそうな日取りのツアーがないか探して貰ったのだが、満員で取れなかった。代わりに薦められたのがインドネシアのバリ島だった。それまで全くバリ島については考えたことがなかった。どんなところかも殆ど知らなかったのだが、とにかくツアーが取れそうというので申し込むことにした。
今現在はどうなっているか判らないが、その当時は子供のパスポートは親と一緒に写真を撮れば親子で一枚のパスポートが取得出来た。妻のパスポートは既に切れていたので、子供と一緒のものを取得したように思う。その後切れる度に何度か取得しているうちに、子供の分は何歳からだったか別々になったと記憶している。