ロンドン最初の夜は、皆で再度ピカデリーサーカスまで地下鉄で繰出し、チャイナタウンの中華料理を食べに行ったのだが、二日目の夜ともなると、外へは出たくないという者が現れた。洋食に慣れていないのと、英語を使うのが億劫というのもあったのだろう。それで二日目は比較的海外慣れしているS氏と駐在員のK氏とだけを連れて三人でホテルの正面にあった英国風のパブの二階にあるレストランへ入ることにする。いかにも英国風といった感じのクラシックな内装で、ウェイトレスもダークブルーの制服に真っ白なフリル付のエプロン、金髪で青い眼の、彫りの深い美女。プレイボーイ誌のグラビアに出てきそうな感じだった。私が名付け、仲間うちではこの店をプレイボーイクラブと呼んでいた。
今日の画像はその店の雰囲気を思い出して作ったコラージュ。