このブログを書く為に昔の資料を観ていて思い出した事がある。この欧州市場調査ツアーの間、昼間、食事を採る際にビールを飲んでいたことだ。今から三十年前にはなるのだが、そんな時代があったことも思い出せない位、事情は変ってしまったということだろう。勿論運転があるので、ビールは一杯程度に留めてはいる。そう言えば、ドイツの高速道路のサービスエリアでもビールを出していた。あの当時はフランス人は常にワインを呑むので交通事故が多いなどとまことしやかに囁かれていたものだった。調査隊の中でも酒に弱い者は遠慮していたようだが、私は毎食欠かさなかったと記憶している。
ベルギーではビールは色の濃さで三種類ぐらいあった。日本のビールに一番近いのがラガーで、薄い色のはピルスナー、濃いのはアルツと呼んでいたように思う。ピルスナーが一番飲み易かったような覚えがある。
ブラッセル二日目の昼はガソリンスタンドに併設されているレストランへ行っている。Ｑ８という名の駐在員等のいきつけの店で、車にガソリンをいれるついでに食事をしていくというスタイルになっていた。Plate de jour（プラドゥジュール）という日替わり定食を頼んで、この時もビールを一杯だけ飲んでいるようだ。
