昨日はナポレオンの眠るアンヴァリッドを紹介したのだが、最近のアンヴァリッドのネット上の画像を観ていてある事に気づいた。それはアンヴァリッドのドームが金色に輝いているということだ。前回紹介したアンヴァリッドのドームはくすんでいて光っていない。２００２年に四度目となるパリに訪れているのだが、その時のアンヴァリッドのドームも金色だ。最初に訪ねた８０年代初頭から２０００年の間辺りに大修復がなされてドームの屋根の色も塗り替えられたに違いない。
もう一つ気づいたことがある。冒頭のネットで見つけた画像だが、アンヴァリッドのすぐ右隣りの尖塔はどう見てもサンジェルマンデプレ教会に間違いない。そのすぐ南にはエッフェル塔が見えている。問題はその更に右側に見える正体不明の大きな建造物だ。そしてだんだん思い出してきたのだが、この正体不明の建物を実際に観た記憶がある。周りの建造物に比べて圧倒的に大きいのだ。しかし、この辺りに有名な観光名所があるというのは聞いたことがない。
最初の画像のアンヴァリッドとサンジェルマンデプレ教会の位置関係から地図で撮影位置を辿ってみると、ノートルダム大聖堂の屋根の上から望遠で撮ったとしか思えない。それで自分もノートルダム大聖堂の上からこちら方面を撮ったことがあるのを思い出して画像を捜してみた。それが次のものだ。確かに周りに比べて異様に大きな建物らしきものがある。ずっと何だろうと不思議に思っていた建造物だ。冒頭の画像でははっきりコンクリート製の建造物と判るが、次の画像では山の斜面に穿たれた横穴群の廃墟のように見えなくもない。
