norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ブラッスリー モラール

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 昨日も暑さで歩数が伸びず、5千歩足らずで終わってしまった。東海道本線上では漸く尾張一宮まで到達出来ただけだ。

 

 二度目のパリでの宿屋、ホテル・コンコルド サンラザールの部屋から見下ろすサンラザール通りの向かい側に少し大き目のレストランがあって、夜になると煌々と明かりが点っていた。ブラッスリー モラールという牡蠣などの海鮮料理の専門店だった。ホテルを出入りする度に店の前に大きなテーブルの上に山のように盛られた氷の上で生牡蠣を捌いているのが興味を惹き、夜になったところで入ってみたのだった。オードブルは勿論、生牡蠣を注文した。30年前のその当時は生牡蠣はrの付いた月、即ち9月から4月までしか食べてはならないと言われていたが、8月の初めだったにも関わらず店の看板料理として牡蠣を出していて、訊いてみると一年中扱っているとの事だった。出てきたのは氷を敷き詰めた専用の金属製の大皿で殻付きの牡蠣が1ダースほど盛られていた。器の下にはレモンの櫛切りを入れる専用の場所があって、そこからレモンを絞りながら、つるつるっと呑みこむのを、初老の給仕人が手真似で食べ方を教えてくれるのだった。

 

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 ブラッスリー モラールは名前で検索してみたら、結構有名な老舗らしく、評判は賛否両論だったが、サービスが良くないという意見はおそらくフランスのどの料理店にも当てはまる、フランス人の性格を反映したものだろうと思われる。

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