昨日も何とか一万歩を達成し、垂井から次の大垣まで到達出来た。
二度目のパリで割り当てられた部屋はホテル前のサン・ラザール通りに面した三階の部屋で、昔ながらのシックな部屋だった。通り側にバルコニーのあるフレンチ窓が二つ付いていて、寝室から扉を隔てたバスルームには猫脚のバスタブが誂えられていた。
とても雰囲気のいい部屋だったのだが、昔から改装を重ねて使い続けてきた古い部屋なので、シャワーのお湯が突然出なくなったり、タオル掛けに手を掛けたらポロッと取れてしまったりで、大丈夫かというような所もあった。この大丈夫かというので、最後の日に大事件が起こるのだが、それはまた後ほど。