norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

BNP銀行とカルネ

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 昨日はまず日向沓掛を過ぎ、次の清武も越えて加納という所まで到達した。

 

 ホテルに到着したその日は、まず現地駐在案内人に銀行に連れていって貰い、両替の仕方を憶えることにした。行ったのはBNPというパリ市内のあちこちにあるバンク・ナシオナール・ド・パリだ。ここがレートが確実だからと案内人は教えてくれた。今から考えれば教えて貰うほど難しい話ではないのだが、なにせ初めての海外経験で外貨を両替するという行為も初めての事だったので、不安だらけだった。パスポートを提示して両替する分だけのトラベラーズチェックを出し、それに筆記体のローマ字で署名するのだ。映画、太陽はひとりぼっちのアラン・ドロンを思い出してしまった。自分のサインをするのに、パスポートのサインと同じに書けるかどうか、偽物と思われないか心配だったのだ。英語も通じたのかもしれないが、行員はフランス語で話し掛けてきた。しかし、殆ど会話は必要なかった。ボンジュールとメルシーで事足りた。

 次に行ったのは地下鉄の駅、ホテルの直近のサン・ジャック駅だった。ここでカルネという10枚セットの切符を買う。パリ市内はどこでも均一料金で、この回数券1枚で往けるのだった。駅の窓口に行って「アン・カルネ・シル・ヴ・プレ」と言えばいいとの事だった。フランス語はその時点まで10年ぐらいは独学で勉強してはいたが、地下鉄駅でカルネを買うというシーンは偶々無かったのだ。この地下鉄切符を最初に買ったところで、現地案内人とは別れる事になる。次に会うのは、最終日の出発の朝ということになる。

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