norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

パリ旅行の指南書 玉村豊男のパリ旅の雑学ノート

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 昨日はちょっと油断して目標の1万歩に対し、27歩足りなかった。萩市の須佐を出て、隣の宇田郷(うたごう)までは到達した。

 

 伊丹十三矢吹申彦山本益博と来たので、もうひとり玉村豊男氏も紹介しておかなければならないだろう。この方は美食家というよりパリ旅行の指南としての位置づけが大きい。結婚直後に3回パリを訪れたのもこの人の本の影響が大きい。特にカフェ、レストランの利用の仕方などでは大いにお世話になった。この人のパリ旅の雑学ノートを読んでいなかったら、パリで生牡蠣を食することも、エスカルゴを食することもなかっただろう。

 

 パリのカフェでは、それまで全く飲んだことのなかった三つの飲み物を試している。多分、玉村氏の指南本で知ったものだったと思う。ひとつはシトロンプレッセ。生のレモンを豪快に絞った飲み物だ。目の前で絞って出してくれる。もう一つはマンタロー。ミントの葉を絞ったさわやかな飲み物で、ちょっと見た目には日本でよくクリームソーダに使われる緑色のメロンソーダに似ているのだが味は全く違う。ミントのフランス語読みがマント、水のフランス語がオー、~のという前置詞アを続けてマント・ア・オーがリエゾンされてマンタローとなるのだが、日本人の名前みたいな響きが面白く憶えてしまった。このふたつをサクレクール寺院へ昇るモンマルトルの坂途中のカフェで妻と夫々で頼んで立ち飲みした。

 もうひとつはキールロワイヤル。シャンパンにカシスのリキュールを混ぜたカクテルの一種だが、リュクサンブール公園からパンテオンへ向かう途中のカフェで喉を潤すのに、妻が頼んだもの。私はビールをドゥミと言って注文して半分ずつ交換して呑んでみた。強烈な記憶として頭にこびりついている。