norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

厄介な不具合

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 昨日も一万歩を超え、安来を過ぎて荒島を越えた。

 

 私のマイカーであったミストラルの方だが、大雑把に言えば概していい車だった。7人乗車状態であっても荷物はかなり積めたし、多彩なシートアレンジは凄く便利だったし、2700ccのターボ付きディーゼルエンジンは十分なパワーを持っていたし、燃費も大型車の割にはそんなに悪くなかった。当時は軽油がかなり安かったこともある。

 

 駄目なところを挙げれば、電気系統全般だ。この車は日本で基本設計されたものらしいが、製造はスペインだったので、使っている部品、特に電装関係は殆ど全てヨーロッパ製だった。思いつく限り殆ど全ての電球が途中で球切れを起こした。しょっちゅう何処かの電球切れを起してその度に日本製の電球に交換することになる。すると、もう球切れはしなくなるのだ。

 バッテリーはボッシュ製の大型大容量品が付いていたが、最初の一年目の冬場にバッテリー上りを起し、同じ容量の日本製に交換することになる。以後、一度もバッテリー交換は不要だった。

 ウィンドーレギュレーターというパワーウィンドウを上げ下げするモーターは、時期こそ違っていたが、運転席側も助手席側も共に故障し交換を余儀なくされた。オートリバース式のカセットデッキが純正で付いていたが、4年目を迎える前に片方向でしか再生出来なくなった。エアコンも電気回路故障で、基板を交換している。インパネの警告灯も赤、橙、黄色、緑、青とカラフルな色違いのものがデザインされていたのだが、このうちの二つが点かなくなり、修理を依頼したが一個しか直らないで戻ってきてしまった。殆ど不要の警告灯だったので、結局直さないままになる。

 一番困ったのがリアのブレーキランプ。片方が時々点かなくなるのだ。電球を替えても関係なく、修理工場に持ち込むと直ったりしていた。1年ぐらい点いたり消えたりを繰り返していたが、最終的には電球のソケットが微妙に歪んでいて温度に依って接触不良を起こしていたことが判り、ソケットごとの交換となって完治した。ヘッドランプも勿論というべきか、一度ずつ交換している。

 

 同期入社の遊び仲間の一人はフランス製シトロエンに乗っていたので、ヨーロッパの電装部品の質の悪さはよく知っていたし、知り合いにもオペルの電子制御仕様エンジンの車に乗っておられた方が苦労していたのも知っていた。しかし実際に自分で使ってみて、ここまで酷いのかと思い知ったのだった。