昨日も１万歩を超え、東山公園から米子を越え、安来（やすぎ）の1km手前までやってきた。
我が家の車ではない、妻自身のマイカーは私がプレーリーで通勤するようになった時にＫ１１型マーチを買ったことに始まる。Ｋ１１型マーチ１３００Ａ＃はよく出来た車で、小さいのに室内空間は広く、小回りが利いて出力もそこそこあり、燃費も良かった。ところが唯一駄目だったのが内装、それもシート張りだった。子供を保育園への送り迎えに主に使っていたこともあって、後席に乗る子供等が全席のシートの後ろ側を蹴るので縫い目がほつれ、３回目の車検を迎える頃にはボロボロになっていた。Ｎ社開発陣のさる方からシートのモニターインタビューをさせて欲しいという話まであったので、潜在的な問題を抱えていたのかもしれない。ほぼ同じ時期に使っていたミストラルの方は、トラック系特有の長期間使用を前提として作られていたせいか、シートについては何年目を迎えてもへたりやほつれは一切無く、全くの劣化を感じなかった。
３回目の車検を迎えるにあたり、買い替えることにしたのだが、妻は乗り慣れた同じ車型のマーチがいいと強く主張。私の先輩の鉄則をも聞き入れず、もったいないからと今度は1000ccの低級車格のi・g・fというのにすると言いだした。それも長年乗ったマニュアル車からオートマに換えるという。
私は自分の車ではなかったので、妻の意向に任せたのだが、これが大失敗だった。マーチで1000ccというのは何とも非力で、我が家の傍の急坂を登るのにやっとだった。そして何より燃費が酷く悪かった。非力なエンジンで目一杯アクセルをふかして乗らなければならないのとオートマでのロス分があるので、仕方なかったのかもしれないが、それにしてもという燃費だった。先輩の教えは守っておくべきだったと大いに反省したのだった。
