norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

フェアレディZの最高峰エンジンは・・・

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 昨日は久々に1万4千歩を超え、鳥取大学前から出発して末恒(すえつね)、宝木(ほうぎ)と通過し、浜村という所まで到達した。

 

 旧P社系と旧N社系の対立を想起させる問題がある。N社一番のスポーティカ―であるフェアレディZの最強エンジンは何かという問題である。

 フェアレディZという車名の車は延々とモデルチェンジを経て作られてきたが、本当のスポーツカーと呼べるのは排気対策を施される前のS30型までではないかと自論ではあるが思っている。

 S30には、最強エンジンとしてZ432と呼ばれたモデルに搭載された旧P社系設計のS20エンジンと、240Zと呼ばれたモデル搭載の旧N社系設計によるL24エンジンとがある。Z432のS20エンジンは箱スカGTRとケンメリGTRに搭載されたものと同じ物だ。DOHCの4バルブで、ソレックス型キャブレターを3連装し、カムシャフトが2本なので432と呼ばれた。排気管はいわゆるタコ足という、各気筒独立で排気脈動をフルに活用して出力を最大限にするエグゾーストシステムを採用していた。

 一方の240ZのL24エンジンは、日本では2000ccまでが税金の関係で普及していたL型6気筒エンジンの主に輸出用に用いられた排気量アップバージョンで、カムシャフトは一本のSOHCで2バルブ。キャブレターは私が使っていたサニークーペGXと同じSUタイプの2連装ツインキャブ。排気管は4本がそのまま集合する鋳物エギゾーストシステム。仕様的には魅力的な要素は少ないが、圧倒的に排気量の影響が大きく、エンジン馬力ではS20に及ばないものの、最大トルクではS20エンジンを圧倒していた。

 この二つのエンジンをどちらが最強と呼ぶのかは非常に微妙で、マニアックになればなるほど意見が分かれるところであるが、この二つの最高峰エンジンを有するところが、微妙な関係にあった二つの社系のエンジン開発部隊の存在を象徴しているとも言える。