昨日も１万歩は達成し、山陰本線上で鍼灸大学前から胡麻を過ぎ、下山まで到達した。
一緒に遊びに行く６人の自宅グループの仲間の中には、実は私と大学推薦１枠を争った同大学出身の男も居た。推薦枠を争ったというだけで、特に仲違いのようなものは無かったのだ。彼の愛車、と言っても実家の車という事だが、それは古いアルファロメオだった。古さからして、おそらくは中古車だったのだろうと思われるのだが、中古とは言え外車を自家用車にする家というのは、日本車がまだ流通していなかった昔は別として、その当時は余り見掛けなかった。彼の実家は県内きっての繁華街で老舗の靴屋を営んでいたので、車もお洒落だったのかもしれない。
一度、軽井沢にテニス合宿で遊びに行った際に助手席に乗る機会があった。真夏の盛りで、軽井沢は混んでいて道路も渋滞していた。長い下り坂で渋滞に巻き込まれてなかなか進めないうちに、アルファロメオのブレーキがフェードを起してブレーキペダルを目一杯踏んでいてもずるずる坂道を滑り出し始めた。慌てて、友人が一生懸命ブレーキペダルを踏む隣で、私がサイドブレーキを一生懸命引き上げて何とかずり落ちるのを停めたのだった。
