norimakihayateの日記

現在は私の海外史に特化して記しています。私的な意見ははやてのHomePageへ書いています

接触不良しないICコネクタ

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 昨日は吹上から出発して行田を過ぎ、熊谷まで到達した。

 

 レバー付きの脱着ソケットは、ICの付替えには便利だったが、自動車内のような震動の大きな場所で使うには信頼性に乏しかった。それで車載される電子基板上で付け替えをするEPROM用に使われたのが、本日の冒頭の写真にあるオーガット社製の金メッキ付きソケットだ。接触の信頼性は抜群だった。確か値段的にもかなり高価なものだった気がする。

 

ここにICの脚を挿し込む時の感覚は独特のものがある。金属をごりごりっと擦りながら挿し込んでいくのだ。抜く時も細いドライバーを使って両側から少しずつ持ち上げていかなければならない。慌ててやるとICの脚を曲げてしまうことがある。挿し込む時も全部の脚が孔にちゃんと入っていることを確認してからゆっくり全体的に押し込んでいかなければならない。

 

開発途中に全部の脚が完全に孔に入っていないまま押し込んでしまって、脚のうちの一本がくの字の形に曲がって押し込まれてしまった事がある。最初はソケット表面で接触していて気づかなかったらしいのだが、そのうち震動でICが少し浮いてしまい接触不良を起こしたようだ。こういう事が起こると、マイコンは途端に暴走を起す。動きの様子をLED表示器などでモニタしていると、まさしく機械が暴走を始めたかのように見えたものだ。見ている画面が突然、全くランダムの訳の判らない英数字をばらばら勝手に表示し始めたかと思うと、その次にオールゼロとかオール1を示すFFを連続で示し始めると、嗚呼何とかしなくちゃと思いながら手の動きがすくんでしまうのだった。