昨日も一駅分、南弟子屈から次の摩周まで到達した。
摩周は嘗ては弟子屈という駅だった。私が大学時代に初めて行った時もそうだった。観光振興の為に改称されたのは1990年との事だ。
摩周湖は霧の摩周湖と冠が付くほど、霧が多いらしい。私が訪れた時もバスが摩周湖に近づくにつれ、どんどん霧が深くなっていった。ところが、湖を見下ろせる展望台にバスが到着した途端に、ぱーっと霧が晴れたのだった。何だか狐につままれたような気持ちだった。展望台はその当時ふたつあって、もう一つの展望台へ向かう際も、途中はずっと霧だったのに、展望台に到着する瞬間に再び霧が晴れたのだった。何だか摩周湖には魔物が棲んでいるような気がした。