norimakihayateの日記

現在は私の海外史に特化して記しています。私的な意見ははやてのHomePageへ書いています

人生最初の楽器

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 昨日は音別から一駅分だけ、隣の古瀬まで到達した。

 

 自分の音楽史だが、今度は楽器について少し触れてみることにする。生涯最初の楽器になったのは、古い縦置きピアノだ。何時から我が家にあるのかは判らないが、物覚えがついた頃には既にあった。アメリカ製でメーカーは忘れてしまったが、ドイツ語っぽい名前だったように思うので、ネットでそれらしいものを調べてみると、どうもスタインウェイという会社のもののようだ。冒頭の画像はネットから拾ったステインウェイ社のものだが、確かにこんな感じで、色も渋い茶色だった。椅子は連弾が出来る横に長いものだったので、子供の頃、兄弟の間でよく電車ごっこに使っていた。

 

 父親が長く米国駐留軍キャンプに勤めていたので、おそらくは本国へ帰国する将校の家族が、家具等を全ては持帰れないので、処分する際にそのピアノも父に譲ったのではないかと思われる。後日、調律をする為に蓋を開いた際に、奥から1ドル銀貨が出てきたのだという。相当古いものだったらしい。その話を仕事場でしたら、どうしてもそれが欲しいという別の将校が居て、呉れてやったのだが、惜しいことをしたと何時だったか話していたのを憶えている。昔のピアノなので相当重いもので、引っ越しをした際に床を踏み抜いたこともあるそうだ。

 

 兄弟は皆、一度はピアノを習うことになっていた。教えるのは母親だった。一番長くピアノをやっていたのは姉で、途中から専門の先生に習いに行っていた。私は小学校の低学年の頃やらされていて、バイエルが終わる前にやめさせて貰った。妹の方が追抜いてツェルニーにまで進んでしまったのが主な原因だったと思う。

 

 止めてからずっとピアノには触れずにいたが、再びピアノを弾き始めるのは高校の途中からだった。ある日、音楽室で授業が始まる前にクラスの男子生徒の一人で同じ様に子供の頃習わされたという奴が、こんなのだったら弾けると何かを弾いたのだった。すると、別の男子生徒が俺はこれが弾けるとまた別の曲を演じた。それから音楽の時間の前になると、中途半端に習った者同士で弾ける曲を披露しあうようになった。負けず嫌いだった私も、密かにベートーベンの月光を練習して披露してみせたのだった。