norimakihayateの日記

現在は私の海外史に特化して記しています。私的な意見ははやてのHomePageへ書いています

放送担当最終日

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 昨日は安平を出て追分を越えたところで室蘭本線から石勝線に乗換え、東追分まで来た。日高本線上では、浜田浦を出て鵡川(むかわ)を越えたところ。

 

 今日も私の音楽史。小学校で放送委員をやっていた二年目の時だったと思うが、放送機器が最新のものに更新された。古いほうは縦型のラックに積まれた黒っぽいアンプなどが幾つも並べられていた物だったが、最新のものは真っ白な横広の宇宙船のコックピットのような形をしていた。小学校中の全てのスピーカーをON/OFF出来るトグルスイッチがずらっと並び、真ん中に自在アームに据えられたマイクが一本付いて、臨時放送にも使ったが、主にはガラス越しに見える無響室のアナウンサたちに機械室側から指示を出すのに使われていた。キャッツアイと呼ばれるラジオの同調度合を示す緑に光るランプが、機器が最新鋭であることを誇示しているかのように見えたものだった。

 

 扱っているレコードは殆どが毎分78回転する所謂SP盤というもので、何度も使って擦り減っていて、シュルシュルという軽いノイズが入るものだった。極僅かだったが毎分45回転のドーナッツ盤と呼ばれる、所謂シングル盤のレコードもあった。その中に死と乙女というのがあって目を引いていた。特に女の子のアナウンサ役の二人が興味を惹かれたらしく、放送委員の年間担当の最終日、どうしてもそのレコードが聴いてみたいので掛けて欲しいと頼まれた。

 放送はもう終わっていたので、放送室の中だけで聞けるようにする必要があり、そのやり方が判らなくて苦労した。終いには放送室の隅に置いてあったポータブルプレーヤーを見つけてきて、やっとの事で聞くことが出来た。確かシューベルト作の歌曲だった筈で、女の子達が念願の曲が初めて聴くことが出来て感激して目に涙を浮かべていたのを思い出す。