昨日は大岸から出発して豊浦を過ぎ、洞爺が目前というところまできた。
学生時代の北海道旅行の時はこの洞爺で国鉄を降り、観光バスで洞爺湖、昭和新山を目指したのだった。若しかしたら観光バスも国鉄経営で周遊券で乗れたのだったかもしれない。
昭和新山は小学校の社会科で習って知ったのだった。昭和という今の時代に出来た火山なのだと知って、どうしても一度見てみたいと子供心に思ったのだった。
昨日、大きな地震があった。突然どすんという感じで縦に揺れ、あ、大地震の初期微動だと思い、何処かでまた大きな被害が出ると予感した。しかし揺れはそれっきりで、初期微動ではなく本震だったのだ。不思議な地震で、震源の真上よりも少し離れたところのほうが大きく揺れたようだ。地下20kmと報道されていたので、地中深く斜めに断層が走っていてそこが大きく動いたのだろう。富士山とも関係があるのかもしれない。
今年、木曽の御嶽が噴火して死者まで出た。未曾有の出来事のようにも思ったが、その後も九州で噴火があった。あれは何処だったっけ。そう言えば日本の領海内で海底火山が噴火し新島が出来たのではなかったっけ。あれは今年だっただろうか。長崎普賢岳の噴火の事などもう殆ど忘れてしまっている。未曾有などと言いながら、結構噴火は起きているのだ。
木曽御嶽の噴火の時は、何故あんな危ない山に登ろうとするのだろうとちょっと非難めいた思いをした。しかし何時、何処で噴火が起こるか所詮判りはしないのだ。今日の画像は三年前の箱根の大涌谷。東日本大震災の直後、箱根の温泉街が閑散として大変な事になっているというので、復興の手助けになればと大涌谷の先に宿を取って出掛けたのだった。冷静に考えてみれば、木曽の御嶽ではなく、箱根で噴火があったっておかしくはないかもしれない。暫くは箱根温泉旅行は控えておこうという気持ちになりかけている。