(快速アイリス 借り物です)
この辺りはぼんやりとした記憶しかないのだが、ずっと東側に海を眺めながら車窓の景色を楽しんでいたような気がする。調べると嘗ては快速アイリスというのが函館、長万部(おしゃまんべ)間を結んでいたという。快速アイリスは、函館本線と瀬棚線を通しで結んでいた急行せたなが快速に格下げになり、更に瀬棚線が廃線となって函館―長万部間のみが残った時から快速アイリスという名になったらしい。何故アイリスなのかと思ったら、長万部の花がアヤメで、英語名がアイリスということらしい。
私が北海道を最初に旅した時には、まだ快速アイリスにはなっていなくて、急行せたなの時代だったようだ。
アイリスという名前で思い出すのは韓国ドラマのアイリスだ。確か日韓共同で作成されたように記憶している。最初のほうには、十和田湖や田沢湖など青森地方がロケで使われていた筈だ。日本人女優の笛木優子もスパイ役か何かで出ていた。
日本ではTBSが放映権を持って夜のゴールデン枠で放送していた。最初のうちは、ハラハラドキドキで面白いと思って観ていたのだが、ハラ・ドキ感で視聴者を惹きこむものの、それだけで中身が薄く、観終わっても空しさしか残らなそうな気がしたので途中で止めてしまった。韓国製のドラマや映画が好きでないというのもあった。
ハラハラ・ドキドキで途中から放り出したのに、トゥエンティフォーがある。一世を風靡したジャックバウアーのアレである。第一シーズンは全部観たものの、第二シーズン、第三シーズンと録画はしたが未だに観ていない。きっと今後も観ないのだろう。疲れるだけで見終えても何も残らなそうだからだ。
アイリスというと、私の好きな画家のベルナールビュッフェを思い起こす。我が家の何処かにアイリスを描いた複写ポスターがあった筈だ。百合とアイリスというもので、この絵のせいで私は百合のほうをアイリスと呼ぶのだとずっと思っていた。ビュッフェの描くアイリスは物凄くデフォルメされていて花のように見えなかったからだ。