昨日は渡島大野を出て、仁山(にやま)を過ぎ大沼まで到達した。
函館では、立待岬を観た後、ハリストス正教会とカトリック元町教会を訪れている。自分自身はカトリック教徒なので、ハリストス正教会は外から見ただけだが、元町教会のほうへは司祭館へ行ってシスターに案内を乞い、聖堂内部まで入らせて貰っている。
その後、この二つの教会を見下ろせる丘の上まで昇っている。ちょうど近くのミッションスクールの女学生らしい娘たちが大勢、画板を持ってスケッチに来ていたのを思い出す。
この時の旅行から帰ってすぐの頃、一枚の油絵を描いている。これは心象画と言うべきもので、夏の暑い盛り、坂を昇って振り向くと青い夏空の中に教会の尖塔だけが見えているというイメージで描いた。実際そんな景色を観た訳ではなかったが、教会としては元町教会の塔を材料として使った格好だった。