norimakihayateの日記

現在は私の海外史に特化して記しています。私的な意見ははやてのHomePageへ書いています

アイリーン・アドラー 本歌取り

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 昨日は西平内から出て、浅虫温泉を過ぎ、野内の一歩手前まで来た。

 

 老ハイデルベルヒに関してはもう少し付け加えたい。老ハイデルベルヒはアルト・ハイデルベルク本歌取りだという説がある。本歌取りは和歌の世界の用語で、昔の有名な歌の数句を用いて、オリジナルのとは別の自分自身の新しい作品にしてしまうことを指す。現代的に言えばパクリ、或いはパロディという言い方のほうがより近いかも知れない。

 

 古い町の宿屋に転がり込んで、その家の娘を好きになる主人公というような辺りで、太宰は何の解説もなく老ハイデルベルヒと題を付けたのだろう。(知っている人にだけは判ると思うが・・・)というような気持ちだったのだろうか。ハイデルベルヒとわざわざ語尾のカタカナ表記を普通と変えて、(ドイツ語というのは、知ってる人は知ってるだろうが、ローマ字読みとはちょっと違うんだよ)とでも言っているような雰囲気がぷんぷんと感じられるのだ。

 

 本歌取りと言えば、今、某公共放送局で三谷幸喜が演出なのか脚本なのか判らないが作ったというシャーロックホームズのパペット版を放映している。再放送らしいのだが、以前に放映したのは気づかなかった。これも実によく出来た本歌取りと言えるかもしれない。ディアゴスティーニがこの作品に使われているパペットを三体だけ、複製を作って販売しているのだが、今一つ出来が良くない。全てとは言わないが、私が見た書店に並べられていたホームズ像は首と口にしたバラの枝のところで既に折れていた。天邪鬼の私はホームズ、ワトソンは見送って、三体目のアイリーン・アドラーだけ購入したのだが、放映で使われていたものと表情がかなり違う。特に眼が違うと思った。それでアクリル絵の具か何かで描き直そうと思っているのだが、その試しをパソコン上で試してみたのが冒頭の画像である。