昨日は更に延ばして19千歩を超え、距離も19kmとなった。三沢から小川原、上北町と過ぎ、乙供まで到達した。
この辺りは下北半島の付け根にあたる。下北半島と言えば恐山があり、イタコの里だ。イタコというのは、死者の霊を取り継いで呼び出してくれる一種の巫女だが、瞽女(ごぜ)とすぐ取り違えてしまう。瞽女のほうは、三味線を持って北陸地方を巡業する旅芸人だが、何故混同してしまうのだろうと思ったら、どちらも盲目の女性が主に生業としているからだった。しかも東北や北陸など雪の多い地方の人という印象がある。
瞽女というとすぐに、はなれ瞽女おりんという言葉が浮かんでくる。はて、それって何だったっけと調べてみると、岩下志麻が主演した映画だった。観たという記憶は無いのだが、おそらく一世を風靡した時期があったのだろう。
何時購入したのかも覚えていないのだが、ずっと前から斎藤真一という人の画集で、「絵日記 瞽女を訪ねて」というのを持っている。冒頭の画像なのだが、ちょっと怖いような淋しい絵なのだが、何か惹かれるものがあって購入したのだった。