norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

周遊券の旅

f:id:norimakihayate:20140312131123j:plain

 昨日は名取を出て、南仙台、太子堂、長町と過ぎ、いよいよ仙台に到着した。

 

 仙台には大学生になって一人旅をするようになって、最初に訪れた場所だった。その前にサイクリングツアーで二泊する旅にも出掛けているが、周遊券を買ってユースホステルを泊りながら巡っていくという、あの時代のスタイルの旅行としてはという意味だ。

 

 周遊券なので、急行の自由席までは乗ることが出来る。それで上野を夜発車する急行にのり、車中泊で一泊分を浮かし、明け方初めて降り立った駅が仙台駅。これが初めての一人旅の始まりだった。カメラは父親に譲って貰った古くて重いキャノンを持参し、装填していたのはネオパンと呼ばれていたモノクロフィルムだった。そぼ降る雨のまだ暗い駅に降り立って撮ったのが最初の一枚だった。

 

f:id:norimakihayate:20141008115441j:plain

 仙台では定番の青葉城公園を訪れている。仙台と言えば青葉城恋唄が有名だが、まだこの曲がヒットする前のことだった。それよりも井上ひさしの青葉繁れるのほうだろう。仙台を訪れてみようと思うきっかけになったのではないかという気がするが、はっきりしない。二つ上の姉に薦められて読んだように思うがストーリーは全くと言っていいほど憶えていない。発刊されてすぐにテレビドラマ化されたようなので、おそらくは観ているのだろうが、これも全く記憶にない。若き日の森田健作竹下景子などが出演していたようなのだが、そう聞いても思い出せない。しかし、青葉城なるものを知っていたのはおそらく小説としての青葉繁れるか、TVドラマとしてのそれでしかない筈だ。