norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

日暮し・ありふれた出来事

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 昨日は西小倉を出て九州工大前、戸畑、枝光、スペースワールドと過ぎ、八幡までやってきた。北九州に入って急に駅と駅の間が混んできた。ほんの数キロしかない駅間が多い。スペースワールドは想像した通り、昔、八幡製鉄所と呼ばれた製鉄所の跡地に出来たテーマパークだそうだ。最後に此の地を通過した際にもまだ完成はしていなかったので見た事はない。

 

 一昨日通過した門司駅だが、昔は大里(だいり)と言っていた。親がよくそう呼んでいたので、耳に残っているのだ。そこに、両親が結婚する際に仲人をして貰ったという夫婦が自転車屋を営んでいた。親戚のように家族同士で付き合いがあって、夏休みになると家族でよく出掛けていった。海まで歩いてもすぐなので海水浴に泊まりにゆかせて貰ったのだ。

 その家のすぐ裏が国鉄の操車場になっていた。列車を観るのが好きで、夕方になると操業を終えた貨車などを連結して運んでくるのをよく眺めていた。海岸はその操車場を越えた松林の先にあった。

 その仲人の家には我が家の兄弟と同じ歳位の男の子二人と女の子の兄弟がいた。我が家は女二人、男二人の四人兄弟だったので、よく一緒に遊び、海にも泳ぎにいった。

 

 小学生の初め頃に我が家は関東へ越していった。それ以降、大学生の時に一度だけ訪ねていった。男の子二人はもう独立して家に居なかったが、女の子のほうはまだ家に居たのだが、偶々出掛けていて逢えなかった。

 

 そんな頃、好きだったLPレコードに日暮しというグループのありふれた出来事というアルバムがあった。もう擦り切れるほど何度も何度も聴いたものだ。

その中の「日傘」という楽曲を聴くと何故かこの門司の海の傍にあった家に遊びに行った日々を思い出したものだった。

 

 

 夏の焦げた匂い・・・・

著作権侵害の可能性があり、一部削除しました)

 

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