norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

関門海峡

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 昨日は新下関から山陽本線沿いに下関を越えるところまでやってきた。

 

 関門海峡を渡るには、山陽本線の通る関門鉄道トンネル、山陽新幹線が通る新関門トンネル、国道2号線として車両が通行する関門トンネル、それに付随する形の人道、そして関門橋がある。このうち最も古い開通は関門鉄道トンネルで、1941年の事である。第2次世界大戦の最中での開通、開業になる。

 

 関門海峡を渡るトンネル、橋の中でこの関門鉄道トンネルだけが本州と九州の間が最も狭い壇ノ浦付近を通っていない。逆に言えば、新関門トンネルも国道関門トンネルも、関門橋も壇ノ浦のすぐ傍にある。

 

 関門鉄道トンネルが壇ノ浦を通らなかったのは、戦時中であることを考えると、爆撃によって破壊されないようにわざと外したのではないかと思われる。普通に考えれば、トンネルは本州と九州の間の最狭ポイントを通していると考えるだろうからだ。関門トンネルはこの作られた時点で、世界最初の海底鉄道トンネルだったそうだ。日本の技術の粋が結集されていたのだろう。