昨日、いよいよ名古屋にまで到達した。名古屋は先の岡崎へ通っていた頃から更に
10年ほど遡る時期に、何度も通っていたことがある。名古屋駅の地下からローカル
線に乗って乗り換えも含めてK工業という工場へ通っていた。
名古屋のローカル線は読み方の判りにくい駅が多い路線だった。今でも記憶してい
るのは可児(かに)という駅名である。路線も単純ではなく、どうしてこんな複雑な
路線になってしまったのだろうかと訝しく思ったものだった。
さて、名古屋と言えばこの地特有の郷土料理が幾つもある。世間的に有名なもので
は、ひつまぶし、味噌カツ、煮込みうどんなどがあるが、私にとって名古屋と言えば
一番のものは、きしめんである。しかも、新幹線の上りホームで電車待ちの間にそそ
くさと食する立ち食いきしめんがその当時は秀逸であったと記憶している。今でもそ
の味を維持しているのかは、私が薦めた友人の反応からはいささか疑わしいのではあ
るが、10年以上に亘って味を伝え続けると言うのは難しい面もあるのだろう。
私がしょっちゅう通っていた時期は名古屋駅前は再開発中でいつ行っても工事中だ
った。しかし、今は冒頭の写真に観るように、特徴あるビルなどが立ち並ぶ新しい顔
を得ているようだ。