昨日は磐田を出てJRの天竜川を越えた。浜松はでは後一歩というところになる。
天竜川は先の秋野不矩美術館を訪れた時に河畔にまで降りている。日本の中でも大河
の部類に入るのだろう。雰囲気的には四国で訪れた四万十川に似ている。天竜川を初
めとして、日本の大きな川を船で下るのをライン下りと言うことが多い。ラインとは
いうまでもなく、ドイツ他を流れるライン河を差すのだろう。ライン河は一度だけ訪
れたことがある。もう彼是四半世紀は前のことになる。ライン河の全てを見た訳では
勿論ないが、天竜川や四万十川とは雰囲気が異なる。何と言っても天竜や四万十は、
どこまでも日本の川だ。日本のにおいがする。そんな気がした。
姫より再び飛脚の便りが届いた。三日前の10日のことになるが、漸く平塚を越え
たとのことでござった。小田原までは無事に到達は出来ると思うのだが、何と言って
も難関は箱根越えでござる。入り鉄砲、出女を厳しく取り締まる関所がござるのであ
る。関所に到達するのもまだ暫くは掛かりそうにござる。