昨日は拙者、速足にて1万3千歩余を走破し、国府津より小田原城下を抜け、箱根湯
本の温泉宿に投宿することに相成った。天気晴朗なれば、相模灘の遥か向こうには伊豆
大島を眺望することが出来たのでござる。まだ如月まで至らぬというのに、穏やかな暖かき日でござって、小田原の海もじつに穏やかでござった。また、姫より飛脚便が届き
川崎を過ぎて、鶴見の宿に至ったとのことであった。
昔、高校の担任だった教師は英語を担当していた。その教師が受験英語を教える際に
良く出る単語として「原因と結果」を生徒に当てて答えさせ、答えられないと「二宮の
先!」とヒントを出したものだった。親爺ギャグというか、駄洒落のコーズ(国府津)
である。effect & cause おかげでこの英語はいまだにすぐ出てくる。
その国府津を出て、西へ向かうとすぐに小田原市内である。ここから国道1号線及び
箱根駅伝のコースは箱根路を昇ってゆく。
今回は歩数、距離換算にJR東海道線の営業キロ数を使っているので、箱根は通らず
海岸線を一旦伊豆のほうへ向かい、トンネルで一気に三島へ抜けることになる。従って
今回の計測では箱根路では湯本辺りに相当するが、東海道本線上は根府川鉄橋の数百m
手前辺りである。
小田原と言えば、ういろうが有名であるが、発祥の地ではないそうだ。会社に入りた
ての頃、ういろうと言えば名古屋だと思っていた。名古屋に出張した同僚がお土産とし
て必ず買ってくるのがこのういろうだったからだ。しかし、いつの間にかういろうと言
えば小田原ということになっていた。wikipediaで調べてみると、ういろうは日本全国
津々浦々で作られていて、あちこちに名産があるそうだ。ういろうを出張のお土産に買
ってくるというのも何時の間にか廃れてしまったようだ。