norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

レンタカー ホンダ・シティ

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 博多の福岡空港に到着すると、長崎までドライブする為の車をレンタカー屋に探しにいく。レンタカー屋は空港構内ではなく、出てすぐの所にあった気がする。一覧表を見せて貰って普通車で一番安い車だったホンダ・シティを借りることにする。

 ホンダ・シティは80年代当初に発売され、一世を風靡したコンパクトカーで、その時は初代モデルの末期に差しかかっていた。私自身は別系統の自動車関連会社に籍を置いていたので、乗った事はなかった。軽自動車よりは大きかったが、大人四人で乗るのは若干窮屈だったと思った気がする。皆、夫々に結婚式に出席する為の礼服を持参していたので、荷物も多かった。ただ、屋根がこのクラスの車としては異常なほど高かったので圧迫感はなかったと思う。

 

長崎への珍道中

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 長崎で行われる結婚式へ参列の為向かったのは、十年来の麻雀仲間と花婿の兄の四人だ。兄もある意味、麻雀仲間ではあった。

 経路は羽田から福岡空港行きの飛行機にのり、空港からはレンタカーを借りて長崎へ向かうというもの。誰の発案か、誰が予約したのか最早憶えていないが自分ではない事は確かだ。なにせそれまで国内線には乗ったことがなかったのだから。

 当時でも長崎空港(大村空港?)はあった筈で、何故福岡だったのかは謎だ。羽田ー福岡間だと格安便があったのかもしれない。福岡から長崎までのレンタカーを使ってのドライブも数時間掛かった筈だが、男四人旅もそれなりに楽しかったのかもしれない。

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初めての国内線飛行機の旅

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 京都の初めての夫婦の旅行から帰ってすぐ、十年来の友人の結婚式列席の為に長崎まで飛行機を使っていくことになる。実は国内線で飛行機を使うのは初めての経験だった。

 人生最初の飛行機搭乗は新婚旅行のパリ行きだった。二度目も翌年のパリ行きだ。三度目はローマ行きだった。その翌年の事になる。会社に入社して9年目だったが、まだ飛行機に乗っての出張は経験が無く、この時の長崎行きのすぐ後、デトロイトへ出張することになり始めての海外出張だったが、飛行機で国内の何処かへ出張するというのも経験がなかった。飛行機を国内出張で使うようになるのはこの6年後の事だ。

 つまり、私が結婚して直ぐの事、就職してすぐの頃、80年代前半は飛行機という乗り物は海外へ渡航する為の交通手段であって、日本国内の何処かへ行く為の交通手段ではなかったのだ。

 

銀閣寺

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 旅の最後は哲学の路を歩き切った先にある慈照寺、通称銀閣寺だった。ここへ入るのはおそらく中学の修学旅行からの二回目だったと思う。この時の旅行では前日、金閣寺にも詣でていて、まさに京都散策の定番中の定番を歩いていたのだと思う。その後、何度も京都を訪れているが、銀閣寺の庭園の中へ入ったのは多分、この時が最後だったと思われる。

 ここを訪れた後、夕方には自宅へ帰れるように新幹線に乗った筈だ。おそらくこの旅の頃まで、新幹線のホームから南側に東寺の五重塔が見えていたと思う。次に京都を訪れるのは最近のここ数年のことになるのだが、駅前のビルに隠されて東寺の五重塔はすっかり見えなくなってしまっている。そしてこの年の京都の旅も終わることになる。

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南禅寺と哲学の路

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 何年か前の事だが、テレビでサスペンスドラマを観ていて私と妻とで意見が食い違ったことがあった。観ていたドラマは確か名取裕子が出ていたサスペンスドラマだったと思うが、舞台は京都、南禅寺裏の水路閣という煉瓦造りの水道橋の真下だった。

 私が「あそこは昔、結婚した後一緒に行ったよね。」というと、妻は「私、行った事がない。誰か別の人とじゃないの。」というのだった。私の記憶ではそれまで京都には修学旅行を含めて五回しか行ったことがなく、直近の大学時代の独り旅と高校時代の修学旅行では巡った場所はしっかり覚えているので結婚後の妻と出掛けたその時しかあり得ないと確信があった。

 しかも南禅寺は妻と出掛けた時が初めてで、山門にあがったのも初めての経験だった。そして南禅寺に行って、その境内にある水路閣を観ていない筈はないと思うのだ。

 この時は南禅寺の山門、水路閣と観て、その後初めて哲学の路を歩いている。途中でコンビニのような店によって缶チューハイを一缶ずつ買って呑みながら歩いたのは妻もよく憶えていて間違いない記憶だとお互い認識している。

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平安神宮

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 近年、京都を旅行するとバスを利用することの便利さに気づいて、専ら移動にはバスを使っているが、三十年ほど前に夫婦で初めて京都旅行をした際にはバスは敬遠していた。思うに、バス停の地名を車内で聞いても何処を自分が走っているのか判らないだろうと考えていたせいだろう。今はとても便利な駐車場名と路線名が記された地図を案内所で呉れるので迷うことがない。三十年前に既にそういうものがあったのかどうかは知らないが、その当時は移動は専ら地下鉄を頼っていた。

 東本願寺を見た後、向かったのは残っている写真からすると平安神宮だったようだ。地下鉄を使って簡単に行けそうな場所として選んだのに違いない。烏丸御池烏丸線から東西線に乗り換えて東山で降りれば大鳥居を目指して真っ直ぐだ。その後、平安神宮の周りをお堀のように巡っている琵琶湖疏水に沿って東山駅へ戻ったようだ。

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早朝の東本願寺

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 午前中に嵯峨野、午後に北山と巡った後、朝駅前の旅行案内所で予約した宿泊予定の民宿へ向かう。憶えているのは東本願寺のすぐ近くだったということだけだ。素泊まりで夕食はどこか外で採った筈なのだが、何処で何を食べたのかはもうすっかり忘れている。

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 翌日は朝一番ですぐ傍の東本願寺を観に行っている。中学の修学旅行では訪れたかもしれないが、高校の修学旅行や大学時代の独り旅では訪ねたことがない。そんなに行ってみたい場所ではなかったのだが、折角宿のすぐ近くにあるので、寄ってみたという感じだ。

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